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うさぎの生活 - 牧草

牧草に対する考え方

牧草は主食という位置づけです。常に牧草入れにたっぷり入れておいて、24時間食べられるようにしています。ペレットは副食、野菜はおやつ。

ペレットには負けるけど、パウは牧草が好きです。食べてくれなくて苦労したことはありません。アルファルファ(子うさぎ向け)からチモシー(大人向け)への切り替えでも問題は何もなく、すんなりといきました。わが家では、牧草をレンジでチンして消毒&乾燥させてからパウにあげています(“レンジでチン”については、下に詳しく書いていますので、ぜひ参考にしてください。私としてはかなりオススメです!)。

パウの牧草の食いつきがいいのは、ペレットの量がやや少なめなのと、おやつをあげていないためではないか、と思っています。新しい牧草を追加してあげるたびに猛烈な勢いで食べまくるんです。

でも、同じ袋から出したチモシーでも、好きなのとそうでないものがあるらしく、残してしまう部分はまったく食べません。しかし、この選別の基準は不明。穂のところと柔らかい葉が大好き、というのはわかりますが、カタい部分でも、バリバリ食べるところとまったく手をつけない(ぽーんと放り投げちゃう)があるんです。

成長段階別:牧草のあげ方

子うさぎ時代(3カ月まで)はアルファルファ

パウが3カ月くらいになるまでは、ペットショップで勧められたとおり、「アルファルファ」を食べ放題にしていました。わが家で手軽に買えるアルファルファといえば「サラダ牧場」のみ。自然のものだから仕方がないとは思うのだけど、「サラダ牧場」は、袋によって品質にバラつきあり。キレイな緑の葉が多かったり、逆に茶色のものが多かったり。商品の回転が早い店で買うのは当然のことながら、できる範囲で中身もチェックして(といっても、袋ごしに眺めるしかないけれど)買うのが良さそうです。

生後2カ月くらいまでの、とても小さかった時のパウは、アルファルファの柔らかい葉の部分だけを好んで食べていましたが、それ以降は、カタい枝の部分ばかりを選んで食べるようになりました。ウサギも成長とともに好みがかわるみたいです。

とにかくパウは、自分の好きな部分しか食べなかったので、最初のうちはアルファルファのカタい部分を、しばらくしてからは柔らかい部分を捨ててからあげるということになりました。しかし「サラダ牧場」には粉が多い。ウサ飼いの先輩に聞くと、その粉の部分はなめられるようにペレットと一緒にあげていたのだそう。しかしわが家では、大グマにアレルギーの気があったのか、アルファルファの粉が舞うと大変なことになってしまっていたので、粉の部分は捨ててしまっていました。もったいない。そのようにして牧草を選別すると、サラダ牧場の体積は5分の3くらいにも減ってしまうことがあったのです。

チモシー移行のきっかけは「リンリンボール」

「そろそろチモシーに切り替えてもいいかも」と思ったのは、パウが3カ月を過ぎたころ。おもちゃにとアジアンチモシーでできたリンリンボールをあげてみたところ、解体しながらバリバリとそのチモシーを食べていたのがきっかけです。チモシーはアルファルファよりもウサギの嗜好性が悪いそうなのだけど、アルファルファはあくまでも成長期の子ウサギ向けの牧草。カロリーが高くてカルシウム分が多いので、大人になってもあげ続けると、肥満&尿結石の原因になってしまうのです。

そういうわけで、「チモシーに興味を持った今こそチャンス!」とばかりに、チモシーをあげはじめることにしたのでした。なお、本当はアルファルファをいつまであげ続ければいいのか、というのはよくわかりません。生後4カ月までという情報もあれば7カ月まで、あるいは1年までなどなど……。結局、ウサちゃんの成長ぶりをチェックしながら飼い主が決めるしかないのだろうと思っています。パウの場合は、小さいうちにチモシーの味に慣れてもらいたいと常々思っていたのと、どうやらアルファルファを食べ放題にしていると、盲腸糞を残してしまうことが多いらしいということも、移行を決めるきっかけになりました

牧草のネット通販(1)

チモシーは、最初からずっと「しもきたどうぶつらんど」さんの通販で購入したものをあげています。写真は、しもきたどうぶつらんどの牧草。300グラム150円でお手ごろ価格です。これにしようと思ったのは、インターネット上で良い評判を目にしたのと、価格&送料が手ごろだったこと(チモシーは300グラム150円、送料は関東なら300円)。パウはこれをけっこう気に入っているようで、食いつきにはまったく問題なし!とっても長〜い牧草なので、それを引っ張りながら食べるのが楽しいのかも。無農薬だし、袋を開けるとふわっとお茶のようないい香りがするのもいいところです。何よりも価格が安くてドンドン新しいものをあげられるということで、今のところはずっと、しもきたどうぶつらんどさんにお世話になるつもりです。

しもきたどうぶつらんどさんでは、300グラムの小分けパックを10パックくらいずつ購入しています。4キロの大袋入りで1000円のおトクなものもあるのだけど、さほど大量には消費しないパウ、小分けパックの方がいつまでも新鮮に食べられると思うからです。ちなみに、しもきたどうぶつらんどさんでは、購入から3週間で消費するようにと言っていますが、パウはさすがにそれは無理。ちょっと鮮度は落ちてしまうけれど、送料の問題もあったりなんかするので許してくださいまし。ごめんねパウ〜。

なお、しもきたどうぶつらんどさんの小分けパックでも、時期によっては品質の差があるようです。4度目に12袋まとめて購入したときには、ロングなはずのチモシーが、ややショートぎみで粉も多くてがっかりしてしまいました。店長さんに問い合わせてみましたが、自然のものなので仕方がないとのこと。確かにそれはそうかも。これはこういうものだ、ということで納得しています。次に買うときには、またロングなチモシーに戻っていますように!

牧草は「レンジでチン」してから(2003.5.5追記)

パウの牧草は、レンジで「チン」してからあげるようになりました。しもきたどうぶつらんどさんのチモシー300gの小パックから、1〜2日分にあたる3分の1くらいの牧草を取り出して、2分ほどチンします(加熱しすぎると、牧草が焦げたり、発火したりするので要注意!わが家では一度発火させたことがあります。レンジの中で酸素が足りなくなったのか、しばらくすると自然に消えましたが、焦げくさいにおいがまる1日残りました……)。しばらく置いて完全に水分を飛ばしてから、大きなのりの空きビンに入れて保管。パウには、このビンの中からちょこちょこと牧草を補充してあげています。

右写真は、わが家の「牧草チンセット」。大きめのお皿に牧草を入れて、もう1枚のお皿でフタをします。このフタには、牧草を押さえる+加熱を促進する効果があるらしい(大グマ談)。お皿はどちらも100円ショップで購入なーんて過保護な飼い主。

「チン」する理由にはいくつかあって、一番の理由は殺菌消毒です。しもきたどうぶつらんどさんのチモシーは無農薬なので、もしかしたら虫とかがひそんでいるのかも。それが害のないものならいいのだけど、見た目に似合わず潔癖症な大グマは、少しでも悪いものは除いておかねばということで、毎日マメに「チン」しているというわけです(そう、レンジでチンは大グマの仕事。私はそんな面倒なことできないよー)。

それから、やっぱり香りはとても良くなるようです。乾燥してパリパリになるのも、パウの好みに合っているよう。もともとパウはありがたいことにチモシーが大好きなので、食いつきが悪くて苦労したことはないのだけど、ひと手間かけて乾燥させたチモシーの方が好きなようです。

さらに、これは確実にそうなのかどうかはわからないのだけど、私のイネ科アレルギー対策になっているような気がしないでもありません。そう、私はイネ科のアレルギー持ち。大グマがチモシーをビンから取り出すと、すばやくハナがそれを感知してくしゃみが出ます。なんて素晴らしいセンサー。でも、チンしたチモシーだと、センサーがあまり働かずにくしゃみ出ない感じがするのです。あくまでも「感じ」ですが……。

レンジに入れるとこんな感じ。加熱しすぎると発火するので注意!大きなのりのビンに保管します。これで1〜2日分。

牧草のネット通販(2)(2003.9.30追記)

しもきたどうぶつらんどさんの牧草は、時期によって品質の差があることから、他の通販サイトも試してみることにした(こだわりコラム「牧草通販の実態」2003/06/06参照)。その結果、ネイチャーブリード別館さんの「アメリカ産一番刈りチモシーロング(シングルプレス)」を、パウが最も好むことがわかった。茎、葉が長く青々としていて粉が少なく、香りもよかった。時期により、茶色の葉も若干混じるが、問題ないレベル。パウは、茶色の葉はのけて、青々とした茎、葉をボリボリ、バリバリと食べてくれる。この牧草を食べた後のパウのフンは特大で、毛球症対策にも一役買っている。

この牧草にしてから、パウの食欲が衰えたことはなく、10日で1kgの牧草を消化するようになった。現在、毎回5kg牧草を購入しているが、それでも、50日でなくなってしまう計算だ。あいかわらず、電子レンジでチンしてから牧草をあげているが、大グマが忙しく、電子レンジでチンしない場合でも、ポリポリ食べてくれるのがうれしい。(written by 大グマ)

“レンジでチン”はやめています(2004.4.26 追記)

その後、牧草をレンジでチンするのはやめています。理由は、面倒だから(!)&そこまでしなくても、パウが牧草をガンガン食べてくれるようになったから。あと、そこまで過保護にしなくてもいいのでは……、と思い直したというのもあり。

現在も、ネイチャーブリード別館さんの「アメリカ産一番刈りチモシーロング(シングルプレス)」をパウは食べています。5キロで1300円というのはリーズナブルだし、牧草の品質も常に一定している印象で助かっています。

牧草ストッカー&牧草タッパー(2004.4.26 追記)

大きくなったパウ、牧草を食べるスピードが早くなり、消費する量もだいぶ増えました。また、5キロずつまとめ買いするようになったこともあって、牧草のストックのしかたについては、いろいろと工夫をしました。

まず、タテ×ヨコが50センチほどの大きな牧草ストッカー(牧草専用というわけではなくて、本当はキャンプ用品とかを車に積むときに使うものらしい〜)を台所の隅に置いています。牧草5キロが届いたら、そのストッカーの中にビニール袋ごとドンと入れておきます。

それから、持ち手付きのタッパーを用意しておき、牧草ストッカーから一部分をその中に移しておいて、そこからパウへは牧草をあげることにしています。タッパーに入るのは、だいたい5日分くらいでしょうか。なくなったら、その都度牧草ストッカーから移し替えます。タッパーの写真はこちら。この写真では、なぜだかうさぎが中に入ってますが、これは正しくはなくて、いつもはちゃんとタッパー→ケージの中にある牧草入れに移し替えておりますです……。